日 時 : 2012年 5月19日 13時00分〜17時00分
場 所 : 三重県立杉の子特別支援学校 プレイルーム
参加者数 : 13名
概 要 :
@ 自己紹介
・所属・お名前・PECSに関する実践状況等について、ご紹介いただきました。
… 登録会員は、特別支援学校の教員が多いですが、その他にも 小・中学校の教員、医師、言語聴覚士、
保護者、相談員など、様々な立場の方にご入会いただいています。
A 研究会の運営に関する協議
・会員資格や研修会の回数・内容、費用等の確認をしました。
B 高橋ドクターのご講演
・自閉症スペクトラムの治療や療育、教育でエビデンスを確立しているのは、PECS、ABA、
TEACCHプログラムのみ。
・山本五十六さんの言葉に「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」が
あります。この言葉にABAのエッセンスがあり、そのABAをベースにしているのが、PECS。
普遍性を表している例です。
・PECS研究会の活動が末永く継続される会をめざしていきましょう。
C 事例報告
(1)A児
・フェーズ4 文章構成や属性語を学習しています。休み時間や自立活動では、絵カードの要求があり
ますが、他の授業や活動で般化していないのが課題です。
・ピラミッド教育コンサルタントの今本代表からご助言をいただきました。「コミュニケーションは
計画的に指導しないと進展しません。自発的にカードを使えるようになるまでには、様々な語彙を
獲得していること、様々な場面で PECSが使えていることが条件です。マニュアル12章の一日を
通してコミュニケーションを教えるを参考にしていただきたいと思います」。
(2)B児
・ブックをバックに入れ、学校や自宅で絵カードを使用しています。今後、進路先の施設でも使用
できるか、心配です。同じく今本代表にご助言をいただきました。「難しい問題です。でも、理解
ある人々・事業所もいます。まず、理解ある人々と連携し、地道に広げていきましょう。
《ポイント》
◇ コミュニケーションは、計画的に指導する。
◇ PECSに理解ある人々、グループ等と連携し、地道に広げていく。